衛生管理
「安全・安心な商品」をお届けする為には、生産現場が決められた事をきちんと守るとともに、自主的に改善を進め、日々進化していくことが求められます。
入場
作業場へ入る際は、食中毒・製品への異物混入を防ぐため、さまざまな対策を行っています。
清潔な作業服を決められた順序で着用します。帽子からの毛髪のはみ出しがないか、マスクの着用は適正かを鏡の前でしっかり点検します。
入場する前には、作業服に付着した異物や毛髪を粘着ローラーおよびエアシャワーで取り除きます。
全ての作業員が正しく行えるように、写真付きの説明文を実施場所に掲示してあります。
粘着ローラーがけは、設置されたタイマーで時間を計って、定められた手順通りにエアーシャワーを使用する前・後に行っています。
入場前の手洗いは、入念に行います。
手洗い場には、すべての作業員が手順通りに手洗いを行えるように、マニュアルが掲示されています。
手のアルコール消毒を行い、作業場へ入場します。
在庫管理
入荷する材料は、全て受入検査を行います。品名・賞味期限・管理温度・数量・外装の状態を確認し、適合しない項目が一つでもあれば材料は返却します。
受入検査に合格した材料は、管理温度別(常温、冷蔵:5℃~10℃、冷凍:-18℃以下)に仕分けてそれぞれの倉庫に保管されます。
保管庫内の材料についても日々担当者が巡回チェックし、賞味期限・使用期限を確認しています。
加熱調理
加熱調理では、調理器具の操作手順(設定温度および時間)を確認しています。加熱調理食材は、加熱時と冷却時に中心温度の測定をし記録の保管をしています。
(作業開始前には、使用する食材の先入れ先出し、フライ用油の酸価をチェック。また、作業終了後は徹底した機械洗浄を行っています。)
食材準備
自社加熱調理加工品を含め、商品に使用する食材を数量通り準備するフロアーは、常に清潔な状態に保つことはもちろん、全ての工場において室温15℃以下に管理されています。
(商品を生産するフロアーは、常に室温20℃以下で管理しています。)
盛付
商品毎にビニール手袋の交換を行い、定期的に手指、盛付コンベアをアルコール消毒します。
盛付できた商品は、すべて金属探知機に通すことにより、商品への金属混入を防いでいます。
シノブフーズでは、衛生管理の重要ポイントを関所と呼んで重点管理しています。
関所は、「調理(食味)関所」と「盛付(検品)関所」の2種類あります。
調理(食味)関所
「調理(食味)関所」は、食材の色目や形状に問題がないか、また、規格通りカットされているかを、加工指示書や仕様書を基に確認しています。
全ての加熱調理品は、菌の増殖を防ぐため加熱直後に、前工程で冷却しますが、きちんと基準温度まで冷却されているかを食材毎に確認しています。
更に、冷却済み食材の一部をサンプリングし、調理関所で実際に味の確認をします。
専任の担当者が外観だけでは分からない不適合品を、未然に発見するための、当社独自の取り組みです。
盛付(検品)関所
「盛付(検品)関所」では、盛付工程で使用するラベルやトッピング指示書を一元管理し、工程に合わせて受け渡しを行っています。
添付する商品ラベルは、枚数管理を同時に行い、商品毎に厳重なチェックをしています。
また、盛付関所では、出来上がった商品の中からサンプルを抜き取り、見た目、重量などが商品の規格に適合しているかを確認後、製造終了まで保管しています。